この度、イムラアートギャラリーでは2年ぶりとなる、木彫作家 山﨑史生の個展を開催いたします。
一本の木から掘り出す技法「一木造り」を用いて水彩絵具で彩色を施しています。
作品一体が完成するまでには、非常に時間がかかり、年に数点と寡作ではあるが、長い時間をかけ、作品と自身と向き合い完成された作品は、木彫ならではの温かさと、どこか寂しげで純朴な佇まい、そして圧倒的な存在感を放っています。
本展では、今年完成させた新作の木彫作品3点と、イメージを描きとめたドローイングを初めて発表いたします。ドローイングは山﨑にとっては、制作する際の最初の工程であり、あくまで木彫作品を制作する上で頭に浮かんだイメージを平面に描きとめた下絵ではあるが、木彫作品の方向性を左右するものであり、山﨑の制作においては、非常に意味のあるものです。
山﨑史生の世界観をどうぞご高覧くださいませ。
尚、10/3(土)はニュイ・ブランシュKYOTO 2015に伴い21:00まで開廊しております。