イムラアートギャラリー [京都/東京]

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この度イムラアートギャラリーでは、日野田崇個展「 空気の民」を開催いたします。

イムラアートギャラリーでの個展は2年ぶりとなります。 この2年間、フランス、中国、インドネシアなど数多の美術館でのグループ展に参加し、国内外から更に注目を浴びている日野田。本 展では、新たな造形に挑んだ新作を中心に展示いたします。 今まで以上に複雑化された絵画イメージや、割れ目を作るなどの造形の特異さはさることながら、今回の一番の特徴は、空間構成要素 であったカッティングシートや作品表面上の二次元イメージ内にて使用することが多かったカタカナや柄自体を、三次元の立体作品と して具現化して登場させた点と言えましょう。 同調やコンセンサスを重んじるばかりに排他的になり、閉塞感の充満してしまった社会の匂いを今回の作品群の通底音にした、という 日野田。秘めたる焦燥感、怒り、こみ上げる感情のうねり、発露を感じられる作品群となっています。 三次元と二次元による空間構成が変貌を遂げた本展覧会。 是非、ご高覧下さい。

なお、個展の開催にあわせて、この10年間に制作されたインスタレーション作品の展示風景を収録した作品集『日野田 崇 作品/場』 をimura art +booksより刊行いたします。 展覧会とあわせてお楽しみください。

空気の民
ポピュリズムと暴力の連鎖が世界を覆っている。その中でほんの少しでもより良い世界をつくっていくことは果たし てできるのだろうか。それは、「自分と異なるもの」をどのように認め、それとともに過ごすことができるのかにかかっ ている。何事も暗黙のうちに同調を強いられる社会で、空気を読むことばかりに汲々としている私たち。ここに大き く欠けているのは、他者に向けての「想像力」と「ことばの力」だろうと思う。「言霊(ことだま)」という表現があ るが、今の私たちが話し、書く(というより入力する)言葉からは、奥深い響きや何か根源的なものを揺り動かす力 は失われつつある。
 今回の展示では、24時間営業しているコンビニなどに代表されるような、生活空間から闇や不便を追い出す風潮 の反対、つまり自分の中の闇や、理性で割り切ることのできないものを見つめるような作品と、そしてもう一つの系 統として、ことばを具体化する「文字」の造形、そして発音される「音」やそれにつきまとう「意味」のイメージに 着目した作品が並ぶ。これにはもうひとつ、自分の影響源の一つである、グラフィティの文化に立ち返る気持ちもあっ た。タギングの空間は公と私の出会う場であり、表現という行為自体がいやでもいくばくかの場所を占めてしまう、 声を放ってしまう(つまり何者かを傷つけてしまう)ことの両義性について思いを馳せたことも、今回の作品群につ ながっている。
日野田崇

tags: 日野田崇 ,

会場:ELSA ART GALLERY(台北)
会期:2016年7月17日(日)~8月13日(土)※会期が9月10日まで延長となりました!
出品作家:日野田崇

会場:銀川美術館(中国)MOCA Yinchuan(China)
会期:2016年4月10日-7月10日
出品作家:日野田崇

会場:六甲山上施設(兵庫)
会期:2015年9月12日(土)~11月23日(月・祝)
出品作家:日野田崇

「Objectif Terre」-18ème Biennale international de Céramic de Châteauroux -
会場:Couvent des Cordliers / Musée-Hôtel Bertrand , Châteauroux フランス
会期:2015年6月25日(木)~9月20日(日)
出品作家:日野田崇

琳派400年記念を迎える2015年、イムラアートギャラリーでは「平成琳派」として山本太郎と芸艸堂とのコラボレーション展を開催いたします。

山本は1999年より古典絵画に現代風俗が融合したような独自のニッポン画を標榜してきました。100年に1人現れる平成の琳派継承者として国内外共に高い評価を得ている山本は、シドニーのニューサウスウェールズ州立美術館でのグループ展、アメリカのミネアポリス美術館でのグループ展、そして日本全国での展覧会にて、平成琳派の作家としての確固たる地位を築きました。能、舞も嗜み、古典芸術に造詣の深さを見せると共にそれらを取り込み独自性へ変換する山本。現在は秋田公立美術大学の准教授として教鞭をとりながら作品を数多く発表し、着物などコラボレーション制作も行い、様々な分野において活動の場を広げています。

「ニッポン画」とは、
一、今現在の日本の状況を端的に表現する絵画ナリ
一、ニッポン独自の「笑い」で諧謔を持った絵画ナリ
一、ニッポンに昔から伝わる絵画技法によって描く絵画ナリ
これは作家が自ら「ニッポン画」と呼ぶ絵画の定義です。伝統的日本絵画の技法を駆使して描かれる山本太郎のニッポン画には古典と現代のモチーフが混在しています。古典絵画を踏襲し、意表をつくユニークなモチーフを組み合わせる作品からは、ユーモア溢れる山本の感性がありありと感じられます。

芸艸堂は明治24年創業日本唯一の手摺木版和装本出版社です。近代琳派の継承者、神坂雪佳の版画作品なども出版してきました。今回特別に本展覧会のため、芸艸堂制作による神坂雪佳の版画「住の江図」に山本が加筆し、その部分の版木を新たに作り一枚の版画を完成するという方法で、神坂雪佳 山本太郎 木版画「信号住の江図」を制作致しました。琳派の親しみやすさと気品を、ニッポン独自の諧謔を持って表現することを意識し制作する山本。琳派の創始者、本阿弥光悦や俵屋宗達から続く流れを汲む平成の絵師山本太郎と神坂雪佳の、平成における邂逅をご堪能下さい。

又、2月25日から3月3日まで髙島屋大阪店にて、3月11日から17日まで髙島屋京都店にて、同時開催しております展覧会「古画降臨 -Coga Calling-」も併せて是非ご高覧下さい。
*3月14日15時より髙島屋京都店にて、細見良行さん(細見美術館館長)をお迎えしてトークイベントもございます。

「アートフェア東京2014」

■会場:東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール (G-plus)
■会期:2014年3月7日[金]~3月9日[日]
■出品作家:日野田崇, 橋爪彩, 佐藤雅晴, 宮越裕子

会場:平成の京町家 モデル住宅展示場 KYOMO
会期:2013年10月5日(土)、10月6日(日)
出品作家:極並佑、染谷聡、日野田崇、桃田有加里、三瀬夏之介、三好彩、山本太郎

日野田崇 グループ展
「2013 京畿世界陶磁ビエンナーレ(GICB 2013)」

■会場:利川世界陶磁センター(Icheon Cerapia、韓国 利川市)
■会期:2013年9月28日(土)~11月17日(日)
■出品作家:日野田崇

日野田崇 個展 
「ぼくのものだった世界/ The Universe once was mine」

■会場:Elsa Art Gallery(台湾・台北市)
■会期:2013年9月14日(土)~10月13日(日)

tags: Ceramics , exhibition , Taipei , Taiwan ...

この度、イムラアートギャラリー東京では日野田崇 個展「新しい筋肉」を開催いたします。
本展は、2009年個展「変形アレゴリー」以来、当ギャラリーでは2年ぶりとなったイムラアートギャラリー京都での個展(2011年6月4日~7月23日)の巡回展となります。

セラミック・アーティストの日野田崇(1968 神戸市生まれ)は、1991年に大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コースを卒業し、現在は京都嵯峨芸術大学芸術学部の准教授です。

日野田は、陶土に日本のマンガやアメリカンコミックのような線や図形、絵をのせて作品を作ります。
作品は、造形、色、表面の図柄が混在しながらも共存しており、見る者は二次元(表面)と三次元(造形)の世界を往来します。日野田の作品は、有機的なかたちと、マンガという親しみやすい題材によって見る者を容易に近づかせます、実は物語のない断片的な情報や、不気味にも見える図柄の集まりということに気づくと、我々は戸惑い、不穏さを感じます。愛嬌と狡猾さが同居しているようなこれらの作品は、冷静に社会を見つめる作家の批判精神を代弁しているようにも見えます。
作品に描かれているように見える絵は、実はプラスチックシートを切り抜き、貼ってできた図柄であり、現在の日野田の制作には欠かせない方法です。この、日野田の精巧なつくりこみが、作品に存在感と説得力を与えます。

また日野田は、展示空間も徹底してつくりこみます。作品同様プラスチックシートを巧みに切り抜き、展示空間の壁、床、天井に計画的に時に自由に線や絵を描き(実際は貼る)ます。まるで作品から線や図柄が飛び出しているようにも見え、正に展示空間がひとつの世界となります。
このようにしてできあがる日野田の作品は「陶芸」という括りではおさまらず、あらゆる領域の往来を可能にしています。このような作品や展示方法は国内だけでなく海外でも評判を呼び、欧米やアジアでのグループ展にも数多く参加しています。

本展は、「新しい筋肉」と題し、日野田のヴィジョンによるこの先の人類のカタチを表現した作品約5点を展示予定です。今までにはない、紫や緑色を使用した作品も注目です。もちろん、プラスチックシートを駆使したインスタレーションを行います。

また、8月20日(土)18時より、小田島等氏(イラストレーター・デザイナー)をお迎えしての対談を行います。
本展をご高覧いただきますとともに、対談にも足をお運びいただけましたら幸いに存じます。

 



 小田島等 Hitoshi ODAJIMA

1972 年東京生まれ。イラストレーター・デザイナー。桑沢デザイン研究所卒業。1995 年よりフリーランスとして、CD ジャケットや書籍デザインの分野を中心に活躍。その後、イラストレーションやグラフィックデザインだけでなく、漫画や展示活動にも表現の領域を広げる。著作に『無 FOR SALE』(04 年)、『2027』(07 年/古屋蔵人、黒川知希との共著)、監修本に『1980 年代のポップ・イラストレーション』(09 年)。また、細野しんいちとのユニット「BEST MUSIC」としてインストCD 作品『MUSIC FOR SUPERMARKET』(07 年) をリリース。2010 年には初の作品集となる『ANONYMOUS POP 小田島等作品集』を上梓するなど精力的な活動を続けている。

小田島等 公式サイト http://www.odajimahitoshi.com/

 



この星の上に生命が誕生して以来、その肉体のかたちは常に環境と一体になってメタモルフォーゼを遂げてきた。
しかしヒトが環境を操作し激変させた結果、そのシステム自体が完全に破綻をきたしている。
骨も皮も筋肉ももうその目紛しい変化にはついていかないように感じられる。
しかし、ある音楽家が21世紀の音楽について尋ねられたとき、その答えの中で「人間はまだまだ原始的な段階なのであり、変化を受け入れることで新たな筋肉をつけるように、長い鍛錬の時期を経て変わっていくだろう」と述べていた。
それはかつてないミューテーション的な変化となるのか、古い倫理観を完全に塗り替えるものになるのか。
いずれにしても、魚がかつて陸上に上がって歩行動物になったくらいのドラスティックな変わりようであるのは間違いないように思える
そのとき僕たちは一体何処にいるのだろう?
まだ地球の上にいるだろうか?
ヒトが類として存続することがこれほど困難に感ぜられる現在、その岐路のヴィジョンが頭の中を去来している。

日野田崇

この度、イムラアートギャラリー東京では日野田崇 個展「新しい筋肉」を開催いたします。
本展は、2009年個展「変形アレゴリー」以来、当ギャラリーでは2年ぶりとなったイムラアートギャラリー京都
での個展(2011年6月4日~7月23日)の巡回展となります。

セラミック・アーティストの日野田崇(1968 神戸市生まれ)は、1991年に大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コースを卒業し、現在は京都嵯峨芸術大学芸術学部の准教授です。

日野田は、陶土に日本のマンガやアメリカンコミックのような線や図形、絵をのせて作品を作ります。作品は、造形、色、表面の図柄が混在しながらも共存しており、見る者は二次元(表面)と三次元(造形)の世界を往来します。
日野田の作品は、有機的なかたちと、マンガという親しみやすい題材によって見る者を容易に近づかせますが、実は物語のない断片的な情報や、不気味にも見える図柄の集まりということに気づくと、我々は戸惑い、不穏さを感じます。愛嬌と狡猾さが同居しているようなこれらの作品は、冷静に社会を見つめる作家の批判精神を代弁しているようにも見えます。
作品に描かれているように見える絵は、実はプラスチックシートを切り抜き、貼ってできた図柄であり、現在の日野田の制作には欠かせない方法です。この、日野田の精巧なつくりこみが、作品に存在感と説得力を与えます。

また日野田は、展示空間も徹底してつくりこみます。作品同様プラスチックシートを巧みに切り抜き、展示空間の壁、床、天井に計画的に時に自由に線や絵を描き(実際は貼る)ます。まるで作品から線や図柄が飛び出しているようにも見え、正に展示空間がひとつの世界となります。
このようにしてできあがる日野田の作品は「陶芸」という括りではおさまらず、あらゆる領域の往来を可能にしています。このような作品や展示方法は国内だけでなく海外でも評判を呼び、欧米やアジアでのグループ展にも数多く参加しています。

本展は、「新しい筋肉」と題し、日野田のヴィジョンによるこの先の人類のカタチを表現した作品約5点を展示
予定です。今までにはない、紫や緑色を使用した作品も注目です。もちろん、プラスチックシートを駆使した
インスタレーションを行います。
また、8月20日(土)18時より、小田島等氏(イラストレーター・デザイナー)をお迎えしての対談を行います。
本展をご高覧いただきますとともに、対談にも足をお運びいただけましたら幸いに存じます。


小田島等 Hitoshi ODAJIMA

1972 年東京生まれ。イラストレーター・デザイナー。桑沢デザイン研究所卒業。1995 年よりフリーランスとして、CD ジャケットや書籍デザインの分野を中心に活躍。その後、イラストレーションやグラフィックデザインだけでなく、漫画や展示活動にも表現の領域を広げる。著作に『無 FOR SALE』(04 年)、『2027』(07 年/古屋蔵人、黒川知希との共著)、監修本に『1980 年代のポップ・イラストレーション』(09 年)。また、細野しんいちとのユニット「BEST MUSIC」としてインストCD 作品『MUSIC FOR SUPERMARKET』(07 年) をリリース。2010 年には初の作品集となる『ANONYMOUS POP 小田島等作品集』を上梓するなど精力的な活動を続けている。
小田島等 公式サイト http://www.odajimahitoshi.com/


この星の上に生命が誕生して以来、その肉体のかたちは常に環境と一体になってメタモルフォーゼを遂げてきた。しかしヒトが環境を操作し激変させた結果、そのシステム自体が完全に破綻をきたしている。

骨も皮も筋肉ももうその目紛しい変化にはついていかないように感じられる。
しかし、ある音楽家が21世紀の音楽について尋ねられたとき、その答えの中で「人間はまだまだ原始的な段階なのであり、変化を受け入れることで新たな筋肉をつけるように、長い鍛錬の時期を経て変わっていくだろう」と述べていた。

それはかつてないミューテーション的な変化となるのか、古い倫理観を完全に塗り替えるものになるのか。
いずれにしても、魚がかつて陸上に上がって歩行動物になったくらいのドラスティックな変わりようであるのは間違いないように思える。

そのとき僕たちは一体何処にいるのだろう?
まだ地球の上にいるだろうか?

ヒトが類として存続することがこれほど困難に感ぜられる現在、その岐路のヴィジョンが頭の中を去来している。 
日野田崇



現在京都嵯峨芸術大学で教鞭をとる1968年生まれのセラミック・アーティスト日野田崇。マンガやコミック世代の日野田にとって親しみやすいモチーフである二次元のマンガ的グラフィティを三次元で表現してきました。

その制作行為を日野田は、「大量生産されては捨てられてゆく物語のカスを拾い集める作業」と考えています。

2006年頃からはそのグラフィックが作品を飛び出し、自由自在に切り取られたカッティングシートが壁や床に増殖し、空間全体で日野田の独創的な世界を展開しています。2次元と3次元を行き来する作品を日野田は「2.5次元」作品と呼んでいます。

リズミカルで有機的な作品のフォルム、愛嬌と皮肉が混じりあうデフォルメされたストーリーのないグラフィック・・・セラミック・アーティストと名乗る日野田の作品は、陶芸、ペインティング、デザイン・・・あらゆる分野をまたぐ、カテゴリーでくくることがもはや無意味ともいえるオリジナリティあふれる作品です。

ここ2年間は海外での発表も多く、アメリカ、ベルギー、スウェーデン、中国、クウェートでのグループ展など、日本だけでなくますますその活躍の場を広げています。

本展では、約6点の新作を発表します。
また、ギャラリーの空間を生かしたインスタレーションを展開する予定です。


世界を認識できる方法は限られている。それは存在自体がどこまでも中庸で宙ぶらりんの人間の限界でもある。
虹の外側には見ることのできない光線がもっとひろがっている。極大と極小の空間はきっと見極められないどこかでつながっている。世界は聴き取ることのできない音に満ちあふれている。
そのようななにかを想像することはできる。
そういった意志と力のみが人間の可能性であり、救いではないか。

一方、現代ほどめまぐるしくアレゴリー(寓話)が垂れ流される時代もかつてなかったのではないだろうか。ハリウッド映画、家系図、経済、民族、ゴシップ、占い...。しかしそれは世界の本質を言い当てるにはおよそほど遠い。
ならばいっそのことそれらをつきまぜたところに別のリアリティが探究できないか。
この数年の試みはそういった意図に基づいている。

日野田 崇



<日野田崇 その他の展覧会>

 「Breaking the Mold: Contemporary Chinese and Japanese Ceramic Sculpture」
会場:The Dennos Museum Center/ミシガン、アメリカ(Dai Ichi Galleryとのコラボレーション)  
会期:2009年4月24日(金)〜9月27日(日)  

「Fragiles -Porcelain, Glass & Ceramics」  
会場:Al-Sabah Art & Design Collection/クウェート  
会期:2009年6月13日(土)〜7月11日(土)

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